個人再生のデメリット
―ブラックリストに載る
債務整理を躊躇している方々に「なぜ債務整理をしないのですか?」と理由を尋ねてみると、意外に多い回答がこの「ブラックリストに載りたくないから」です。もうサラ金からお金を借りれなくなったり、クレジットカードも使えなくなったりするのが嫌だというわけです。
しかし逆に言えば「お金を借りたい!」と思っても借りれないので、浪費癖がある人にはむしろありがたい処置かも知れません。負担に思うかも知れませんが、何とか頑張って受け入れる努力をして欲しいところです。借金体質を直すことも債務整理の一環ですから。
※ なお、約7年〜10年くらい経てばまた借りれるようになります。
―保証人がいたらマズイ
あなたに保証人がいた場合、あなたが個人再生をした途端に保証人が取り立てられることになります。
もしも保証人が借金を返済できない場合には、保証人まで債務整理をしなければならないかも知れません。保証人がいる場合は、十二分に保証人と話し合って下さい。
任意整理や特定調停と違って、あるサラ金業者だけを除くことはできません。全てのサラ金業者(債権者)に対して個人再生の効力は及びます。
―ローン支払中のもの(住宅以外)は注意
マイホームは「住宅ローン特別条項」を利用すれば取られなくて済みますが、その他のローン支払中の高級品や自動車等は自己破産した時と同じように取られてしまいます。
ローン支払中の品は、難しく言うと所有権留保の状態の為、あなたのものでは無いと扱われてしまうのです。もちろんローンを全て払い終えたものについては所有権はあなたにあるため、取られることはありません。