特定調停のメリット
特定調停を実際に行った場合、どのような利点があるのかを見ていきましょう。
―断トツで費用が安い
特定調停特定調停の最大のメリットは、弁護士を挟まずに申請できるため、費用が格段に安いということ。普通、任意整理を弁護士に依頼すると10万円〜50万円くらいは覚悟しないといけませんが、特定調停を自分で申請した場合なら、大抵はたったの数千円で済んでしまいます。1万円もかからないのです。
―グレーゾーン金利分を減額
恐らくは皆さん、サラ金からお金を借りていると思います。もし、特定調停を行うとグレーゾーン金利の分は借金返済に充てられる為、何年も前からずっと借金を返済しているような方であれば、借金が大幅に減る可能性があります。
詳細は、グレーゾーン金利とは？をご覧下さい。
―利息がそれ以上つかない
翌月も翌々月も、これからの支払いには利息がつきません。「利息を払うだけで精一杯」という生活から、「確実に借金が減っていく」生活へと一変します。
詳細は、将来利息のカットとは？をご覧下さい。
―取立てが来なくなる
任意整理と同じく、特定調停も申請した時点で、業者からの取立ての電話や訪問がパッタリ来なくなるんです。・・・が、ちょっと任意整理と違うところがあります。
任意整理の場合は弁護士に依頼すれば直ちに取立が止まるのですが、特定調停の場合は、裁判所にいろいろな書類を提出してからでないとダメなんです。（特定調停申立書・関係権利者一覧表・財産の状況を示す明細書等）
なので、実際にサラ金業者からの取り立てが止まるまでには、若干時間がかかってしまうことになります。とはいえ一旦申請が受理されてしまえば、数日後に裁判所から各サラ金業者に特定調停の申立があったことを知らせる通知が送付され、その後はもう取り立てが来なくなります。（それでもサラ金業者が取り立てに来たら法律違反）
これで日々の暮らしがだいぶ安心したものになります。
―デメリットがほぼ無い
住宅や自家用車など、生活上なくてはならないものを国に取り上げられたりしません。自己破産の場合は家や自家用車は取り上げられてしまいますが、特定調停の場合は大丈夫。 さらに職業や資格にも何ら支障はありません。お堅い職業の方が特定調停したところで全く影響は無いのです。
