任意整理のデメリット
任意整理を実際に行うにあたって、何もかも全てが上手くいくというわけではありません。逆にいくつかの不利益もあります。
―保証人がいたらマズイ
あなたに保証人がいた場合、あなたが任意整理をした途端に保証人が取り立てられることになります。
もしも保証人が借金を返済できない場合には、保証人まで債務整理をしなければならないかも知れません。保証人がいる場合は、十二分に保証人と話し合って下さい。
ただし保証人がついているサラ金業者の分だけ、任意整理から外すことは可能です。
そうすれば保証人に迷惑をかけることなく任意整理できます。
しかし、そうすることで他の業者から反発され、任意整理の交渉自体が上手くいかない可能性も出てきます。
この辺の微妙な兼ね合いは、弁護士に任せるしかありません。場合によっては、任意整理をあきらめなければならないかも知れません。
―ブラックリストに載る
債務整理を躊躇している方々に「なぜ債務整理をしないのですか?」と理由を尋ねてみると、意外に多い回答がこの「ブラックリストに載りたくないから」です。もうサラ金からお金を借りれなくなったり、クレジットカードも使えなくなったりするのが嫌だというわけです。
しかし逆に言えば「お金を借りたい!」と思っても借りれないので、浪費癖がある人にはむしろありがたい処置かも知れません。負担に思うかも知れませんが、何とか頑張って受け入れる努力をして欲しいところです。借金体質を直すことも債務整理の一環ですから。
※ なお、約7年〜10年くらい経てばまた借りれるようになるとのこと。